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ウミクワガタと言う生物

今日はこのようなことについて調べてみました

ウミクワガタ類のライフサイクルは、魚類に寄生するプラニザ幼生と、海底で何も食べずに繁殖のみを行う成体で、大きく2つに分けることができる。ライフサイクルが1巡するのに、2ヶ月から数年と、種によって様々である。雌より雄の方が長生きであるという報告もある。


寄生虫としてのウミクワガタ
プラニザ幼生は一時的に魚類の血を吸う外部寄生虫である。吸血してしばらくすると、プラニザ幼生の胸部は魚の血液で満たされ、胸節の節目が不明瞭になるほどに膨む。その後、魚から離れ、海底に降りて休息と脱皮を行う。脱皮後、吸った血液が消化されると、再び魚の血を吸うために活発に泳ぎだす。3度目の脱皮時に成体へ変態する。

プラニザ幼生が寄生する魚類は様々で、小さなハゼから、エイやサメなどの大型魚類まで多岐にわたる。寄主と海底を何度も行き来するためか、種レベルでの寄主特異性は低い。寄生部位は口腔、鰓、鰭と様々だが、その魚の比較的表皮の薄い部位に吸血していることが多い。吸血時間は、数時間から数日を要する。サンゴ礁域では、プラニザ幼生が寄生している際、ホンソメワケベラなどの掃除魚に捕食されている。

底生動物としてのウミクワガタ
成体へ変態したウミクワガタは、その後、何も食べず幼生期に吸った血のみを栄養源としている。雌成体は胸部いっぱいに卵を抱く。卵が孵化し、新たな幼生が抱卵嚢から出ていくと、雌成体の胸部は空となり、やがて死亡する。一方、雄成体は雌成体をガードするため、雌成体の近くにいることが多い。こうしてウミクワガタの成体は海底に隠れて一生を終える。雄成体の大顎の用途はまだはっきりと分かっていないのが現状だが、少なくともヨーロッパの種類では、雌を挟み込んで捕まえることが分かっている。

ウミクワガタ類の成体が棲む場所は、カイメンの内部、泥の中、岩や死サンゴの隙間、ゴカイの棲管の中など、様々である。1個体の雄成体が複数の雌成体と交尾、ガード、つまりハーレムを形成する種類も見つかっている。

ウミクワガタ類は、海洋調査船の底性動物調査で偶然見つかる例が多く、研究者のみに知られていた生き物であった。しかし、近年のスキューバダイビングの普及により、一般のダイバーでも観察されるようになった。こうした観察例が増えることで、ウミクワガタ類の新たな分布や生息場所が分かり、未記載種の発見にも繋がるかもしれない。


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2008年03月22日 00:36に投稿されたエントリーのページです。

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